日本では身近にあった”麻”という植物


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大麻は栽培しやすく加工もし易いため、昔から例えば衣服を作る為の繊維として、種は食料として使われており、身近なものとして存在をしてきました。

八百万の神を祀る神道では大麻は神聖なものとして扱われ、大麻(おおぬさ:神主さんが持っている白い神がヒラヒラしてるやつ)や、注連縄(しめなわ:神社とかでよく見るねじってある紙の付いた縄)など厄を祓う、神様の居場所を示すといった意味で使われています。
日本で最上級の神社、伊勢神宮で頒布されているお札を「神宮大麻」という、なんていうのもあります。

また、身近であったことから、人名や地名、神社の名前にその名残が残っています。

苗字の例

基本的に日本人の苗字は生まれた土地や開拓した土地の名前をつける、など地名とは切っても切り離せない関係にあります。

  • 麻生太郎
  • 麻生久美子
  • 麻美ゆま

地名の例

地名の由来とは大抵はその土地にあったもの、起こった出来事、区分ごとに管理されている土地の識別番号、などが地名の由来となるケースが多い。例)新宿(東京):新しく宿が作られた場所、半蔵門(東京):服部半蔵が守った門があったから、右京区(京都):(帝からみて)京の右側にあったから。など。
※あくまで一説です

  • 麻布(東京都):昔、麻が生えており、麻を元に布を織っていた土地だったため。
  • 麻畑(新潟県)
  • 大麻(北海道):大泉洋の故郷
  • 麻生(岐阜県)

ここにまとまっていました。
「麻」の名前がつく地名の多くには麻の生育地や加工場所が関わっていたとも考えられ、身近なものであったことが考えられます。

神社の名前の例

上述の通り、神社と麻の間には浅からぬ関係があり、神社の名前にもその名残が残っています。

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